SAC埼玉「桜にまつわるエピソード」
社音研/文化センターボックス 牧野俊浩
■「桜の思い出」
昭和31年。僕は9歳。小学3年生の春。
「荒城の月」で知られた桜の名所「岡城」のある竹田から大分市の小学校へと転校。お別れに行った小学校の校門から校舎に続く道を俯きながらゆっくりと歩いて行かれた、大好きだった女先生の後ろ姿に降りかかっていた桜の淡さを毎春思い出してしまいます。
あ、また・・・・・・・・最近涙腺弱し。
クラウンパラダイス TOTTA
■「桜ミステリー」
3年前の4月、私の携帯通話料金が2万円に跳ね上がった!
何故⁉いったい何が起きたというのか!私は通話料の明細を取り寄せた。
そこには驚きの真実が隠されていた。
4月某日、桜の花見、新宿御苑、ごった返す人・人・人。
一名遅刻。その彼から電話。ごった返す人・人・人。んー、先に入った私たちの場所を説明できない。入口で待ってもらい、私が迎えに行くことに。入り口付近もごった返す人・人・人。
携帯をかけた。「どこ?どこ?」「ここ。ここ。」「どこ?」「いたー!」お互いに手お上げ確認。
ここで事件はおきた。「やぁ、やぁ」「しばらく、しばらく」なんと二人とも携帯を切らずに花見に突入。
こうして携帯通話料金が2万円に跳ね上がるという悲劇は起きた。
劇団鳥獣戯画 石丸有里子
■「桜の思い出」
京都の小学生の頃です。夜の円山公園の大きな枝垂れ桜とその周りのかがり火に、幽玄の美を感じ、大人になって、今の家族に「素敵なのよ~。」と熱く語って、一度見せたいと夢見てた。
長年の夢が叶って、やっと桜の時期に京都に!!しかし、円山公演は上野を超えるごった返しの大騒ぎ・・・幽玄は消えていました。ちゃんちゃん!
グレゴの音楽一座 グレゴ
■「桜」のエピソード
初めて日本に来たとき、京都で桜茶をいただきました。
淡いピンクの色合いに、スウィートな味を想像しつつ…
あれ?!しょっぱい⁈⁈⁈⁈
脳が混乱した春の味でした。
でん舎 改田雅典
■「桜」のエピソード
今から5年前の今頃、キルギス共和国という中央アジアの国で2か月の単身赴任をしていました。
ちょうど桜の咲く頃に日本を発ち、今年は見られないなぁ・・・と思っていたら、5月になってキルギスにも咲き始めたのです。
厳密には桜ではなくАбрикосы(アブリコシ=ロシア語で「杏」)でしたが。
滞在中、いちばん日本を思った瞬間でした(家族とのテレビ電話以外で)。
CAN青芸 新妻嗣二
■「毎年の桜」
上野公園の桜並木の「どこか」で毎年家族の記念撮影をしていた。
父の首から二眼レフカメラがぶら下がり、覗き込み「カシャ」。
何年ぐらい続いていたのだろう。
「聚楽」で食事をして、常磐線で北千住に帰って来る。
子どもの頃の、ちょっとした思い出!